exhibitions
【exhibition】Multiple elements
木村恒介/NaNaHa
2025.5.17sat-6.1sun
【国立写真間】

※本展は国立写真間2025(https://www.kunitachishashin-kan.net)に参加しています。
会期|5月17日(土)〜6月1日(日) 12:00-18:00(日曜 12:00-17:00) 月・火・水曜休み
会場|WATERMARK arts & crafts 国立市東2-25-24-2F(JR国立駅・谷保駅より徒歩約12分 大学通り沿い)

木村恒介 Kimura Kohsuke “Frauenkirche”
木村恒介の写真作品は、二つの対比する要素を織り交ぜている。 写真を切り取り、それらを組み合わせることで、変容を可視化する作品を生み出す。 レイヤーを重ね、織り込む技法は、表と裏だけでなく、過去と現在、被写体の異なる側面など様々な要素を結びつける。 こうして二つの状態を対峙させることで、写真に収められた空間の儚さが浮かび上がる。 一枚の写真では捉えがたいものが、視覚的な重なりによって二つ要素の対話的なプロセスとなる。 鑑賞者は、二つの画像の断片から、新たな多層的なイメージを読み取ることを促される。 写真を組み合わせることで新しいイメージが生まれるが、常にその一部は不完全なままとなる。欠けた部分は、別の写真の断片によって置き換えられ、または覆い隠される。 この手法により、写真は「時間もしくは場所の狭間にある揺らぎ」を捉え、普段は目に見えない、場所の変遷や記憶を形作る微細な変化を浮かび上がらせるのである。
木村 恒介 / Kohsuke Kimura
2007 : 武蔵野美術大学造形学部建築学科 卒業
2009 : 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修了/鈴木理策研究室
2015 : 公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員
2017 : Kunst Akademie, Düsseldorf (-2022) / Prof. Franka Hörnschemeyer / デュッセルドルフ, ドイツ
主な個展 / アーティストインレジデンス
2025 : „Positions Berlin“ / MICHEKO GALERIE / ベルリン, ドイツ
2024 : „Interwined Dimensions“ / MICHEKO GALERIE / ミュンヘン, ドイツ
2023 : „Eine andere Sicht“ / Galerie Art-Eck / ゾーリンゲン, ドイツ
2018 : „Eine Vage Erinnerung“ / Büro Bürgermeister Conzen, Rathaus / デュッセルドルフ, ドイツ
2017 : „Still life photography and Portrait“ / YODA BEI MARUO / デュッセルドルフ, ドイツ
2016 : „Artist in residence“ / Raketenstation Hombroich“ / ノイス, ドイツ
2014 : „第一回クリエイションの未来展 清水敏男監修 エーテルの呼吸展“ / LIXILギャラリー / 東京, 日本
主なグループ展
2023 : „Plastic Revives“ / POLA MUSEUM ANNEX / 東京, 日本 „EXPOSED“ / Atelierhaus Aachen e.V. / アーヘン, ドイツ
„Dörfler 2“ / Kunst im Hafen e.V. / デュッセルドルフ, ドイツ
2022 : „(Irgendein) Raum“ / Kunst im Hafen e.V. / デュッセルドルフ, ドイツ
2021 : „(ha aku) was wir begreifen können“ / TKW Köln / ケルン, ドイツ
2020 : „第12回恵比寿映像祭“ / MA2 Gallery / 東京, 日本
2019 : „ポーラミュージアム アネックス展“ / ポーラミュージアム アネックス / 東京, 日本
2017 : „Walter Koschatzky Kunst Preis 2017“ / MUMOK / ウィーン, オーストリア
2012 : „六本木アートナイト2012“ / 東京, 日本
2011 : „東京ミッドタウンアワード2011“ / 東京ミッドタウン / 東京, 日本
受賞
2021 : POLA美術振興財団国際交流助成事業 / „(ha aku) was wir begreifen können“ / TKW Köln / ケルン, ドイツ
2017 : Walter Koschatzky Kunst Preis 2017 入賞
2015 : POLA美術振興財団在外研修助成採択 / インゼルホンブロイヒ美術館 / ノイス, ドイツ
2011 : 東京ミッドタウンアワード2011 “アート部門” 準グランプリ、東京ミッドタウン特別賞

NaNaHa
写真という形で切り取られた現実を物理的に切り抜き、別の現実(写真)をはめ込むことで 時間や場所という一般的概念を一度切り離し、空間を再構築し、見る者の新たな視点や意味や解釈を引き出す作品を作っている。 写真は作品の素材と考えており、日々撮り溜めている写真の中から自身が決めた規則をもとに選び、伊勢和紙にプリントし、組み合わせている。
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私がつくる作品は現実×現実からできる別世界ですが、それぞれの作品の中で使う写真たちに 何かしらの「つながり」を意識して作品をつくっています。
目に見える形でのつながり、規則やテーマとしてのつながりなど、その時々で手段は変わりますが、 最終的につながりの位置や形を決めるのは自分の感覚です。
感覚によってつくられた「つながり」から写真との新たなつながり方を感じていただけましたら幸いです。 NaNaHa
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NaNaHa
東京都出身
2007 : 上智大学文学部心理学科 卒業
2014 : London College of Communication (Access to HE Design Course) 修了
2018年から写真作家として活動中
<個展>
2019 : unexpected coincidence」/The Artcomplex Center of Tokyo
2020 :「like」/JINEN GALLERY
2021 :「__ with 〇〇」/The Artcomplex Center of Tokyo
「Nourishment」/JINEN GALLERY
2022 :「語りかけるように-Talking to you-」/The Artcomplex Center of Tokyo
「しかい」/JINEN GALLERY
2023 :「つもり」/The Artcomplex Center of Tokyo
「Travelling the Day」/gallery201
2024 :「BYLDAN」/The Artcomplex Center of Tokyo
「unexpected everyday」/JINEN GALLERY
2025 :「NaNaHa展」/Bar 山﨑文庫
「Twelve Days」/JINEN GALLERY
<グループ展>
「ステップ オーバー アート ブリーカー」(2020、2021、2022、2023、2024)/The Artcomplex Center of Tokyo
「The PLANTS」 (2021)/The Artcomplex Center of Tokyo
「夜景展」 (2021)/月ノ出画廊
「MANIWART」 (2021、2022、2023)/旧真庭私立別所小学校(岡山県)
「Luna展」 (2022)/The Artcomplex Center of Tokyo
「ACT15周年記念展」 (2022)/The Artcomplex Center of Tokyo
「月ノ出青果展」 (2023)/月ノ出画廊
「オープン展 ステージ3:版画(プリント)+ 」(2023)/Otho Gallery
「路地裏の世界」(2023) /The Artcomplex Center of Tokyo
「”little voices “」(2023)/WATERMARK arts & crafts
「gallery 201 10th Anniversary Exhibition」(2023)/gallery201
「黒ノ肖像~思考ノ夢 vol.2」(2024)/Azur rosé Galerie
他多数
【今後の予定】
2025年 平日12:00~18:00 |日・祝祭日12:00~17:00 |*月・火・水休み
6/28~7/13 荒木珠奈(ドローイング・版画)
8/30~9/14 安藤裕美(版画)
10/4~19 角谷郁恵(mixed media)【Kunitachi Art Center】
11月 グループ展
12月 ノエルの贈り物
2026年
1月 今泉奏(ドローイング・版画)
3月 島田篤(陶オブジェ)
*会期は変更する場合がございますのでsnsでご確認ください。
「WHAT CAFE EXHIBITION:ON PAPER:Art and Print Market」
2025.5.3sat-6tue

GWに開催される「WHAT CAFE EXHIBITION vol.41:ON PAPER:Art and Print Market」に参加いたします。
WATERMARK arts & craftsからは 今泉奏、しろこまタオ、鈴木隆史、古屋真美、山本剛史の作家をご紹介いたします。
■展示概要
本展では、ドローイング、ペインティング、版画、写真など、紙を媒体とする作品が一堂に会します。作家にとって最も身近な素材のひとつであり、アイデアの源泉ともなる「紙」を通じて、その表現の広がりを探ります。会場にはアート作品のほか、アーティストによる自主制作の冊子・ZINEなども並び、すべてその場で購入し持ち帰ることができるマーケットの要素も融合した展示です。紙を通じて生まれる多様な表現の魅力をお楽しみいただけます。
出展アーティスト(敬称略・順不同)
■ biscuit gallery:太田るなシャワ、カトウ、キセサクラ、髙久秀美、辻凪彩、本岡景太、弓月
■ GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE:木梨銀士、ショウケイギョウ、末松由華利、山下源輝
■ GALLERY SCENA:沖綾乃、木下理子、忠田愛、宮﨑菖子、若林菜穂
■ Gallery Yukihira:植田陽貴、大槻香奈、齊藤拓未、中野由紀子、中比良真子、藤川さき、宮川慶子
■ myheirloom:金田剛、平良菫、寺田健人、原田理央、藤瀬朱里、藤田紗衣
■ Otherwise Gallery:加藤崇亮、髙橋健太、都築まゆ美、松平莉奈
■ TAKU SOMETANI GALLERY:愛甲次郎、市川詩織、菊池玲生、小西景子、田沼利規、西村涼、野畑常義、松ほなみ
■ WATERMARK arts & crafts:今泉奏、しろこまタオ、鈴木隆史、古屋真美、山本剛史
■ WHAT CAFE:奥村彰一、タナカマコト、T図案、牧野永美子、宮内紗也果、山本雄教
■会期
2025年5月3日(土・祝) – 5月6日(火・祝)
■営業時間
11:00 ~ 18:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料